工事台帳の出力機能を使用すると、指定した期間の工事に関するコストや明細を集計し、必要な情報を一括で確認することができます。本マニュアルでは、工事台帳出力機能の利用方法について記載します。
事前準備
原価締め日の設定
原価管理における月の区切り日を設定します。20日締めの場合は「20」、月末締めの場合は「31」を設定してください。以下の手順で設定を行います。
- 設定場所: 「マスタ管理 > システム設定」
- 設定項目: 「原価管理に関する設定」の「原価締日」
出力手順
1. 出力したい工事の選択
工事管理台帳で対象の工事を選択し、編集モードで開きます。
- 手順: 「工事管理台帳 > 工事一覧」から、出力対象の工事を編集モードで開きます。
2 出力指示画面の開き方
工事管理台帳画面上部にある「台帳出力」ボタンをクリックし、出力指示画面を開きます。ここで、出力する期間を指定し、必要な情報を選択します。
- 出力ボタン:工事台帳画面上部に表示される「台帳出力」ボタンを押します。
- 出力期間の指定:原価を集計する期間や原価明細の出力期間を指定します。
指定内容の詳細
- 集計対象期間:指定した年月を基準に、1年間の原価データを集計します。例えば、「20日締め、2024年5月」を指定した場合は、2024年4月21日から2025年4月20日までのデータが集計されます。この範囲内の原価や日報、重機の使用明細、手当などが対象です。
- 明細出力期間:原価明細を出力する開始日と終了日を指定できます。未指定の場合は基準年月以降の全ての明細が出力されます。
例: 「20日締め、2024年5月」を基準とし、期間未指定の場合は2024年4月21日以降の全ての原価明細が対象となります。
出力のイメージ
出力された工事台帳は以下の情報を含みます。
- 指定日以前の過去累計 – 過去の累積データ
- 指定期間内の集計と明細 – 選択した期間内の詳細なデータ
- 指定日以降の将来の一括 – 将来の見積もりや予定コストに基づく集計データ
以上が、工事台帳出力機能の基本的な利用方法です。